ススメ。フジオカ Back Number 2
(エッグタイムズ 2009.11月号より)
ススメ。フジオカ Back Number 2
(エッグタイムズ 2009.11月号より)
今回、フジオカが行ったのは、約400年の酒造りの歴史を持つ
京都の伏見。日本の代表的なブランドでもある月桂冠さんの
『月桂冠大倉記念館』や、昔の水運のまちとしての賑わいを
感じ取れる十石船。
また坂本龍馬が常宿にしていた寺田屋などもあります。
その中でも、フジオカの目的は酒蔵を改装した『鳥せい 本店』。
基本的に食べ物を求めて散策をするフジオカなのですが、この
「酒蔵改装」がポイントで行ってきました。店内はとても落ち着いた
雰囲気で想像していたよりも広々としていました。
さて、ここで少し話は逸れますが、弊社でもリビングの壁などに
使用させて頂いている「しっくい」。酒蔵の壁にも使用されています。
ではなぜ酒蔵にしっくいを使用していたのでしょう。
それにはしっくい特有の性質にひみつがありました。
しっくいは、堅く耐久性があり、防火性能をもっており、また
吸湿・放湿性能も持っており、日本の気候にとても適しています。
これだけでもかなり優れものなのですが、それだけではなくしっくい
の塗られた空間では、どうやら酵母菌以外の菌類は存在できない
ようです。お酒の原料であるお米を菌の力を借りて発酵させる酒蔵
には持ってこいの仕上げ材なんですね。
「酵母菌(善玉菌)以外の菌類(悪玉菌)は存在できない」という性質に、
「酒蔵で働く杜氏の人が、健康で長寿命な人が多い」と言われている
ことにも納得したフジオカでした。